わたしがテディを作る理由

 21, 2015 19:43
素敵な方に出会いました。
作品に向き合う姿勢が素晴らしくて、もちろん生まれてくる作品も素晴らしくて、
この方だから、こんなに心惹かれるモノが生まれるんだなってため息が出ます。
モノ作りを始めたきっかけや原点のお話を聞いていると
そういえば、わたしは・・と作品のことを考える時間がどっぷりと増えた、
いろいろと考える日々でした。
相変わらず、頭の中はちゃすけのことでいっぱいなのですが、
ぼ~っと考える時間・・
そんなことをしていないで手を動かせばいいんだけど、
無駄な時間を過ごしているようで、わたしにとっては大切な時間のようです。
頭の中がグルグルしている時になにかしてもいい結果にはつながらないものね。

イベントに参加をさせてもらうと、
「うさぎさん以外の子はオーダー出来ますか?」
と、ありがたいお声をいただくことがあります。
作品を気に入ってくださったことに感謝をしつつ、
申し訳ない気持ちでお断りをさせていただいています。
うさぎさんじゃないとダメな理由は、
きっと、わたしがテディ制作を始めた理由につながっているのだと思います。
わたしの原点はやっぱり・・。


思えば、テディラビットを作るようになったのは、ちゃこが10歳の時。
「18歳のうさぎさんがギネスに載っているらしいよ」
と、ある方に教えていただき、
「ちゃこもギネスに挑戦だね~」なんて笑いながら言えるくらい、
当時のちゃこはまだまだ元気いっぱいで、ずっとそばにいれるような気がしていました。

今思えば・・
年齢のわりに白内障もなく、足腰も元気で、すごいスピードで走れたちゃこも
お昼寝の時間が増えていたこと、食事の量も減り、自分でお耳がかけなくなって・・
年を重ね出来ないことが増えて行く様子は
ちゃこがいなくなるなんて、怖くて、寂しくて、
考えたくないわたしが、見ないように、気付かないようにしていただけで
きっと、いろんなことを伝えてくれていたのだと思います。

行動派ではないわたしが珍しくテディベアを作ろうと動き出したのも、
一緒に過ごしてきた大切な時間を、想い出を
なんらかのカタチにして、ちゃこと一緒に作り上げたいと思ってのことでした。
頭のどこか片隅で、いつかは来てしまう別れのことがあったからなのかもしれません。

年を重ねるごとに絆も深くなって、どんどん大きな存在になっていくのに、
いつかは来てしまうお別れ・・
この頃から「ずっと一緒にいようね」の言葉を伝えることが増えていた気がします。
・・ずっと一緒・・それはわたしの望みでしたが、
最期の時まで頑張り続けてくれたちゃこの大きな負担になっていなかったのか・・
それが気がかかりです。


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ちゃことのつながりを求めて始めたテディラビットは
いろんな方に支えていただき、
9月、ちゃこの11歳のお誕生日に誕生しました。
初めて作ったテディちゃこは下手っぴで、苦笑いをしてしまうような出来なのですが
この子はちゃこと一緒に過ごした唯一の子。
わたしとちゃこの特別なテディとして、今もわたしを見守ってくれています。


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それから、
2ヶ月も経たないうちに、ちゃこは旅立って行きました。
完成を見届けて・・。

自分のために始めたテディラビット制作でしたが、
テディを作ったことにより、たくさんの作家さんと出会い、
イベントに参加をさせていただくようになりました。
そして、イベントに参加をさせていただくようになり、
「作ってほしいな」と言ってくださる方がありがたいことにオーダーをくださり、
たくさんのご縁をいただきました。


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洗面所に行く時も、台所に行く時も、
どこに行く時もずっと後ろをついてきてくれたちゃこは、
わたしがどれだけちゃこを心の支えにしていたかを分かっていたと思います。
当時、ちゃこはゲージ生活ではなく、部屋を走り回る自由な生活をしていたので
眠るわたしの枕に乗り、添い寝をするようにジッと寄り添ってくれることがよくありました。
「大丈夫、ボクはここにいるよ」と言ってくれているようで
ちゃこのお日さまのような匂いに包まれて幸せでした。


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こんなに寄り添い続けてくれたちゃこのことだから、
自分が旅だった後のわたしのことを心配してくれていたのかもしれません。
ちゃこがいなければ、作ることはなかったテディ。
テディを通じて出会ったたくさんのご縁はちゃこがくれた贈り物のような・・
そんな気がしてしまうのです。

まだまだ手探りの段階ですが、ようやく自分のカタチを見つけられたような気がします。
ここから先の道に進むためには、もっと技術も勉強も必要ですが、
試行錯誤しながらのゆっくりゆっくりすぎるわたしの成長を
お月さまにいるちゃこは笑いながら見守ってくれていると思うから
頑張る選択肢しかありません


わたしがモヘアとアルパカの生地にこだわり制作を続ける理由。
ボア生地の方が安価で提供できるけど、
モヘアとアルパカじゃないとダメな理由・・
それは、高級だけど丈夫だからこそ、
「100年はもつといわれている生地」だということ。

わたしにとって、テディラビットは
大切なわが子のチャームポイントを受け継いだあの子とのつながりを感じられる存在です。
だから・・ずっと一緒に過ごせる存在であってほしいから、
月日を重ねて、クタクタになってもアンティークな味わいとなるテディベアのように
一緒に過ごしてきた日々を受け止め、一緒に歩んでくれる存在であってほしい・・
手にとってくださるみなさんにとっても、そんな存在であってほしいな・・と願いをこめて
モヘアとアルパカにこだわり制作をしています。


ひとりじゃ出来ないことも、
この子達がそばにいてくれるだけで出来ることもあるんだってこと、
わたしにテディラビット制作と素敵な作家さんとお客さんとの出会いを贈ってくれたちゃこと、
たくさんの支えてくださるうさ友さんとの出会いをくれたちゃすけが教えてくれました。
心をこめて作られたものは、どんな作品にも心が宿るものだって思います。
そしてその想いは、手にしてくださった方にも、きっと伝わるものなんだと。

うさぎさん以外のオーダーを尋ねてくださる方は、
うさぎさんに込められた想いを感じてくださっているのかもしれない・・。
だとしたら、うさぎさん以外の子と過ごしたことのないわたしが、
うさぎさんを想うように、猫ちゃんやワンちゃんに心をこめることは出来ないから
大切なわが子を軽々とした気持ちでお作りすることは出来ないな、と思うのです。
同じ時間を過ごしてきたうさぎさんだけを
これからも心をこめて精一杯作っていきたいな~と思うのでした。

ちゃこと出会えた縁があり、
大切な時間を過ごしてきたからこそ、つながる縁がある。
またうさぎさんと暮らしたいと、ちゃすけと出会えた縁もまた、
ちゃこと過ごした時間が幸せな時間だったからこそなのですよね。
小さな体で本当に大きな存在なんだから。
お世話になりっぱなしのうさぎさんに、頭があがりません~。


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-  2015, 05. 27 [Wed] 12:03

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